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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第56章 羽織る温もり、奪われた光 ※


それから何日かたった日。
戦闘後の、短い休息。

は、少し離れた場所で座っていた。
ホークスの姿を、無意識に目で追いながら。

その様子を、ジーニストは見ていた。

とホークスは、隙間を見ては2人きりになって求め合った。
回数を重ねる度、はもうホークスなしではいられないほどになっていた。

その日の夜、乾いた風が吹いている中。

は、無意識にホークスの背中を探していた。
姿が見えないだけで、胸の奥がざわつく。

(……だめだ)

縋りすぎている。
わかっているのに、止められない。

その時。

ジ「…ここにいたのか」

落ち着いた声。
振り向くと、ジーニストが立っていた。

「維…さん」

ジーニストは、の表情を一目見て、理解する。

疲労、罪悪感。
そして――依存の兆し。

ジ「…少し、歩こう」

拒否できない声音だった。

並んで歩く。
距離は近すぎず、遠すぎず。

ジ「……最近、ホークスの影ばかり追っている」

胸が、跳ねる。

「え……?」

ジーニストは、立ち止まる。

ジ「決して責めているわけじゃない。だが、このままでは」

言葉を選びながら、続ける。

ジ「は、ホークスに“しがみつく”形でしか、立てなくなる」

の指先が、きゅっと握られる。

「……だって…じゃないと…」

小さな声。

「…立てない。誰かに縋らないと…立てない…」

ジーニストは、深く息を吸う。

そして、静かに。
でも、確実に踏み込む。

ジ「……それなら」

の正面に立つ。
逃げ道を塞ぐほどではない。
けれど、視線を逸らせない距離。

ジ「私にも、頼ればいい」

の瞳が、揺れる。

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