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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第55章 告げられる想い、壊れていく心 ※


ふと、は気づく。

「……睡……さんは?」

空気が、止まった。

「……怪我、ひどいんですか……?」

誰も、答えない。

「……私なら……治せるかも……。病室……どこですか……?」

マイクが、一歩前に出る。

マ「…………」

声が、震える。

マ「香山先輩はな……」

の胸が、嫌な音を立てる。

マ「……帰ってこねぇ」

——分からない。

「……え……?」

マ「……ミッドナイトは……」

言葉が、落ちる。

マ「____________」

世界が、壊れた。

「……は……?」

耳が、聞こえない。

「…う、うそ……うそに…決まってる…」

ベッドから、身を起こそうとする。
力が入らない。

「…そんな……」

呼吸が、乱れる。

「……また、…わたし、の……せいで…」

爆豪が、を支える。

爆「……やめろ」

でも、止まらない。

「……私のせい…。なにもかも…ぜんぶ…」

言葉が、壊れていく。

血のこと。
殻木、オールフォーワン、脳無。
荼毘の正体。

——そして今。

敬っていた先輩の死。

優しくて、強くて、「大人のヒーロー」だった人。

の中で、積み上げてきたものが、音を立てて崩れていく。
もう、限界だった。
壊れるには、十分すぎた。

視界が、歪む。

「……っ、は……っ……」

完全に、崩壊だった。

誰かが名前を呼んでいる。
誰かが肩を抱いている。

でも、もう届かない。

の頭の中にあるのは、全ては自分のせいだということだけ。
そして、そんな自分はまだ生きているという事実。

それが、何よりも残酷だった。
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