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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第55章 告げられる想い、壊れていく心 ※


エンデヴァーは、一言も、言えなかった。

そのすべてを、は、まだ知らない。

目を覚ました時、待っているのは、「助けてくれてありがとう」ではなく、“なぜ助けた”という世界だった。

エンデヴァーとホークスはそれぞれの罪を謝罪した。

記者たちは、言葉の剣を投げる。

「なぜそんな澄ました顔でいられるんですか」

だがホークスたちの表情は変わらない。

エ「…憔悴した顔で泣いていれば、取り返しがつきますか?」

「はあ?つくわきゃねぇだろ!」

社会の不安を取り除け、ヴィランを全部片付けろと、記者は声を荒らげた。

「それが……それが…」

エ「おっしゃる通りです。それが今、エンデヴァーにできる償いです」

しっかりと前を見据えてそう言った。

だが今、すべての人々を守るのは困難。

だから守るべき範囲を削減するとし、雄英をはじめとしたヒーロー科の学校を指定避難所として開くことになったと報告した。

先を見るために。

エ「非難も不安も、私だけに向けて欲しい。…みんなで俺を見ていてくれ」

ヒーローはふるいにかけられた。

人々から求められる者をヒーローだと言うならば、あの日ヒーローは消えた。
それでも、まだ立ち上がる人はいる。

エンデヴァーはワンフォーオールの問いに、分からないとだけ答えた。
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