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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第55章 告げられる想い、壊れていく心 ※


翌日。

ホークスが、目を覚ました。

身体はまだ動かない。
それでも、ジーニストからがここにいると聞いた瞬間、無理やり身体を起こした。

セントラル病院の廊下は、夜でも明るすぎた。
無機質な白が、やけに目に痛い。

ホークスは、点滴スタンドを引きずるようにして歩いていた。
身体は限界だった。
羽も、心も、何もかもが。

――それでも、止まれなかった。

病室の前で、ほんの一瞬だけ立ち止まる。
扉越しに聞こえるのは、機械音だけ。

嫌な予感が、背中を這い上がる。

ホークスは扉を開けた。

そこには、相澤と、生徒たちがいた。

けれどホークスの視界に、彼らは入らなかった。

視線は一直線に、ベッドへ。

眠っている。
管に繋がれ、動かない姿。

ホークスは、よろめくように駆け寄った。

ホ「……」

声が、かすれる。

ホ「っ……なあ……」

返事はない。
ホークスはベッドの縁に手をつき、必死に呼びかける。

ホ「目……開けてくれ……頼む……」

喉が、震えた。

ホ「…ごめん……ごめん」

言葉にならない。
謝罪なのか、懺悔なのか、それすら分からない。

ホ「……起きてくれよ……」

震える指が、の手に触れる。
冷たくはない。
――生きている。

それだけが、唯一の救いだった。

相澤は、その背中を見つめてながら、何も言えなかった。

日が、過ぎていく。

2日。
3日。

緑谷も、も目を覚まさない。

時間だけが、残酷に流れていった。

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