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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第54章 暴かれる真実、踏み潰される祈り


ベストジーニストが、戦場に降り立つ。

無数の繊維がギガントマキアやヴィラン連合に絡みつき、強制的に動きを止める。

そこへ個性を取り戻した通形も加わる。

一気に、流れが変わった。

爆豪は、ふらつく足でやっとの思いでの元へ向かう。
倒れ込むように、抱き寄せる。

――心臓の音。
確かに、そこにある。

爆「……よか……った……」

力が抜ける。

その腕の中で、のまぶたがわずかに動いた。

「……か……つ……き……?」

爆「……っ!!もう少し待ってろ」

一瞬で目に火が戻り、そのまま戦場へ。

ジーニストが、戦闘中の爆豪へ視線を投げる。

ジ「世界(そと)は見えたか? バクゴー」

爆豪は一瞬だけ息を整え、はっきりと言った。

爆「あんたと……に、先に聞かせようと思ってた」

爆豪が、振り返る。

爆「――聞こえてるか、!!」

その声に、の意識が引き上げられる。
視線が、確かに重なる。

爆「今日から俺は――」

腹の底から、叫ぶ。

爆「大・爆・殺・神・ダイナマイトだ!!!」

戦場が、一瞬、静まった。

ジ(小2…!)
飯(長い!)
ね(物騒!)

スピ(ダサ!)
コン(ダッセェ!)

だが、はその声をまっすぐ受け止めて、唇の端をほんの少しだけ上げた。

――生きてる、戦ってる、帰ってくる。

その確信が、胸の奥で灯る。
爆豪はもう一度、前を向く。
誰よりも大きな背中で。

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