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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第54章 暴かれる真実、踏み潰される祈り


荼「で、こっちは俺からのプレゼントだ」

指を鳴らす。

荼「スパイ野郎のホークスのことも、ちゃーんと調べて回った」

テレビ画面にはホークスがトゥワイスを殺害する写真が。
そしてを、荼毘へ引き渡した事実とホークスの父が犯罪者だった過去を語った。

(……啓悟……!)

胸が、潰れる。

荼「ホークスは俺らに取り入るために、を俺の元へ連れてきた」

淡々と。

荼「お前は――生贄だった」

「わた……しは……」

言葉が、続かない。

荼「なぁ……」

荼毘の声が、低くなる。

荼「……あの夜のこと、忘れられねぇよ。俺は」

自分の意思で、行った。

「……もう……やめ……て……」

荼「なぁ、?俺と……」

炎が、静かに揺れる。

荼「地獄で、ずっと一緒に居よう」

情報が、感情が、記憶が。
一気に流れ込んできて、の思考は追いつかなかった。

自分の血が使われていたこと。
脳無に、殻木に、AFOに。
そして、荼毘の正体。

胸の奥が、ぎゅっと潰れる。

息が、うまく吸えない。
視界が、揺れる。

轟「……おい!!!」

名前を呼ばれても、応えられない。
の身体は力を失い、その場に崩れ落ちた。

ぷつり、と意識が闇に沈む。

エンデヴァーは、まだ動けない。
言葉も、足も、感情も――止まったまま。

轟「……っ、親父!!頼む……後にしてくれ!!」

必死に叫ぶ、涙が溢れる。

轟「守ってくれ!! を!! ……頼む!!」

その叫びと共に、鋼の糸が、空を裂いた。

「拘束完了」

落ち着いた声。
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