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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第54章 暴かれる真実、踏み潰される祈り


相「……?」

声のトーンが変わる。
問いかけというより、確認。

返事がない。

呼吸が浅い。
目が、焦点を結んでいない。

相澤の眉が、はっきりと吊り上がった。

相「おい」

一歩、前に出る。

相「どうした。言え」

低く、しかし強い声。

相「……こいつが、何かしたのか?」

その言葉に、空気が一段、冷えた。
マイクが、息を詰める。

マ「……?」

相澤は、もうから目を逸らさない。

相「」

もう一度、名を呼ぶ。
今度は、怒りを押し殺しきれない声で。

相「何をされた?何を見た?なんで、そんな顔になる」

問いが、畳みかける。

それは尋問じゃない。
守れなかった過去を、二度と繰り返さないための確認。

相「……白衣着てりゃ、何しても許されると思ってんのか」

殻木に向けて、吐き捨てるように。

相「お前が…にまで何かしてるっていうなら……」

言葉の先は、あえて言わない。
言わなくても、伝わる。

ここでに一線を越える何かをしていたなら相澤は正気を保っていられないかもしれない。

マイクの拳も、ぎり、と音を立てた。

マ「……なぁ」

低い声。

マ「まさかとは思うけどよ……。にまで、手ぇ出してねぇよな?」

冗談の皮を一切被らない声。
部屋の空気が、一触即発まで張り詰める。
の異変は、もう“個人の問題”じゃない。
白雲を奪われた2人の逆鱗に、確実に触れていた。

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