• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第53章 特別な日、愛される幸せ


ページごとに、それぞれの個性が溢れている。

芦戸のページは、カラフルなシールやラメでいっぱいに飾られていた。

瀬呂は、自分の”テープ”をイメージしたデザインで写真を貼り付けている。

峰田はちゃっかり自分のサインを書き添え、「有名になった時、価値上がるから!」なんてコメントまで残していた。

切島のページは力強い文字で埋め尽くされ、耳郎のページには、小さな音符があちこちに踊っている。

ページをめくるたび、自然と笑みがこぼれた。

そして、轟のページで手が止まる。
写真の隣には、手紙のように丁寧な文字。
その最後には『これからも、ずっと笑っていてほしい』
優しく、真っ直ぐな言葉だった。

さらにページをめくる。

最後は、爆豪。
飾り気なんて何もない。
ただ、一言だけ。

『これからもちゃんと見てろ』

思わずページを撫でる。

爆豪らしい。
その一言に、全部詰まっていた。

「…………っ」

胸がいっぱいになる。

こんなアルバムを作るのに、どれだけ時間をかけたのだろう。

一人ひとりが、自分のために。

考えて。
悩んで。

書いてくれた。

「……ありがとう」

ぽろり、と涙がこぼれる。

アルバムを胸へ抱き寄せる。
ぎゅっと、大切な宝物を抱きしめるように。

上「ほらぁ!先生泣いちゃったじゃん!」
葉「先生〜!泣かないでよ〜!」

その言葉に、は涙を拭きながら笑う。

「うん……。ありがとう、みんな。また、宝物が増えたよ」

その笑顔を見て、A組全員が心の底から思った。

――頑張って作って、本当に良かった。

/ 742ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp