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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第51章 祝福の日、初めて知る幸せ


静かなギターの音色が部屋に響く。
ゆっくりと息を吸い込み、透き通るような歌声が重なった。

優しく背中を押してくれるような歌。

大切に思う想いが、一つひとつの言葉に込められていた。

誰も話さない。
誰も動かない。

ただ静かに、その歌声へ耳を傾けていた。

最後の一音が、ゆっくりと消えていく。

部屋には静かな余韻だけが残った。

ぱち、と小さな拍手が響く。
それをきっかけに、大きな拍手が部屋いっぱいへ広がった。

瀬「やっぱ先生の歌って癒やされるなぁ……」
上「俺これ音源ほしいんだけど!」

笑い声が広がる中、轟は静かに立ち上がり真っ直ぐの前まで歩いた。

轟「ありがとう、」

その瞳は、どこまでも優しかった。

轟「最高の誕生日だった。こんなの……初めてだ」

そして後ろを振り返る。

轟「みんなも、ありがとな」

八百万は嬉しそうに微笑む。

八「轟さんが喜んでくださって、本当に良かったですわ」

みんなも自然と笑顔になる。
も胸がいっぱいだった。

「みんな、今日は呼んでくれてありがとう!」

みんなを見渡して笑う。

「また明日からも、頑張ろうね!」

「「「はーい!」」」

元気な返事に笑いながら、は寮を後にした。
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