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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第47章 揺れる心、ほどける夜 ※微


爆豪は少しだけ眉を寄せ、唇を噛む。

爆「が泣くの、見たくねンだよ。だったら……俺が全部受け止めりゃいいだろ」

の胸がぎゅっと締めつけられる。

爆豪は一歩、さらに踏み込んで言う。

爆「他の誰でもねぇ。俺だけ、見てろ」

手の甲でそっとの涙を拭う。

風が止んだみたいに静かな屋上で、爆豪がをじっと見つめた。

さっきまで涙を拭っていた手が、そのまま頬へ移動する。
乱暴でも雑でもない。
むしろ、震えている指先でそっと触れる。

爆「……」

呼ばれた瞬間、胸が跳ねた。

爆豪はもう迷っていなかった。

そして、

爆「好きだ、」

まっすぐで、逃げ場がなくて、優しすぎる声だった。

は息を呑む。

爆豪がもう片方の手での頬をそっと包む。
顔がゆっくり引き寄せられていく。

いつもなら、「待って」「ダメ」と言って止めるはずなのに。

今日は言えなかった。

心が、追いつかなかった。

爆豪の額が触れるほど近くなる。

ほんの一瞬だけ、爆豪にためらいがよぎる。

爆(押しつけになってねぇか…)

でも、は何も言わない。

ただ、目を閉じた。

その選択が全てだった。

次の瞬間。
唇が、かすかに触れた。

触れたか触れないかの、壊れそうに弱いキス。

だけど、世界が揺れるほどの熱を持っていた。

爆豪の指がぎゅっと頬を包む。
一瞬だけで、すぐに離れていく。
名残惜しさを残したまま。

爆豪は額をくっつけたまま、小さく息を吐いた。

爆「……今の、忘れんなよ」

震えた声で、それだけ言った。
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