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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第47章 揺れる心、ほどける夜 ※微


ホ「言えんことばっかで、俺の世界は、誰にも見せられん色で染まっとる。でも……の声だけは……その色を薄くしてくれた」

告白じゃない。
なのに、胸を撃ち抜くほどの重さだけが伝わる。

の呼吸が止まりそうになる。

「………離して……っ」

拒むにはあまりにも弱い声。
それでも、その一言でホークスがわずかに身を引いた。

その瞬間、視線がの胸元へ落ちる。
ダイヤが控え室の薄灯りで揺れた。

ホークスの目が、露骨に痛む。

ホ「へぇ……それ。——誰にもらったと?」

声色は柔らかい。
でも、僅かな刺があった。

は反応が遅れ、思わずネックレスを握る。

忘れたはずの、ホークスの熱。
全部がぐちゃぐちゃに溶けて、涙が滲む。

「なんで…そんな顔するの………、せっかく……せっかく忘れてたのに……っ」

ホークスの眉が震えた。
そして、静かに、苦しそうに呟く。

ホ「忘れてたんじゃなくて……誰かが、忘れさせてくれたんだ」

怒りでも嫉妬でもない。
ただ、どうしようもない喪失。

の胸がまた締めつけられる。

ホ「敵連合に連れ去られたってニュースで見たとき………心臓が握りつぶされたみたいに痛くなった…」

その重さに、の指先から力が抜ける。

ホ「モデルしとる写真も……見たくないのに、見た。……まるで好きな人に向ける目、しとってさ…」

苦笑するように、息を吐く。

「…わたし……!」

何かを言いかけて、喉がつまる。
言葉にならない。

頭の中に蘇る。
モデルの時、最後に思い出した顔。
赤いドレスを着た夜、ふと浮かんだ赤い羽根。

全部、ぜんぶ。

“その人”は――


今、目の前にいる。
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