第45章 輝く舞台、愛される存在
暗がりに入った瞬間、マイクが小声で。
マ「。ホント綺麗だった。……ま、はずっと可愛くて綺麗なんだけどな!」
そしてマイクは、軽く腰に手を添えて控え室までエスコート。
マ「次で本当に最後だ。…本当は俺が最後がよかったんだがな」
そのまま控え室の扉をゆっくり閉める。
控え室に入り、差し出されたのは小さな小さな一粒ダイヤのピアスとネックレス。
あまりに控えめで、さっきまでの華やかなアクセサリーと比べて拍子抜けするほど。
でも、光に当たると一瞬だけ、星が瞬いたように輝く。
「……綺麗。シンプルなのに……すごく、上品」
「ふふ、次の方が選んだみたいですよ」
はそれを聞いて頬が熱くなった。
それが誰なのか、わかってしまったから。
ステージに戻り再びスポットライトが当たる。
エメラルドのドレスに控えめな一粒ダイヤがきらりと光る。
「アクセサリーを控えめに変えての再登場です!!」
会場が盛り上がる。
「そして最後を飾るのは…、1年A組担任──相澤消太先生!」
ざわっ、と会場が揺れる。
「あの相澤先生!?」
「参加とかしなさそうなのに…」
黒スーツをきちっと着こなし、髪も後ろで綺麗に束ね、いつもと違う“完璧な大人の男”の姿で現れる。
が振り返って目が合った瞬間。
相澤は一瞬だけ動きを止めた。
ほんの、一拍。
でもすぐにいつもの無表情に戻り、淡々と歩いてくる。
も言葉を失う。
(消…太さん…)
相澤は視線をそらさず、迷いのない足取りでの前へ。
そして司会者が、相澤の衣装の説明をする。
「相澤先生はシンプルな黒を基調としたタキシード。先生のエメラルドのドレスがより引き立つよう、あえて装飾を排除しています!」
そんな説明、耳に入らないほど。
は相澤に捕われ、じっと固まっていた。