第1章 黒の教団
3ヶ月前 インドのどこか
「アレンよ。」
「はい、師匠。」
「お前が俺の助手になってもう3年。そろそろお前も一人前になってきた頃だ……。今日から正式にエクソシストを名乗ることを許す。」
「ホントですか!?」
「だがそのためには俺と共に本部に挨拶に行かねばならん。お前…本部の場所は知ってるよな?」
「……はい?」
金槌を片手に立ち上がった師匠の、膝から降りたレオナがどこか呆れてるようなそんな顔で僕と師匠を見てる。ジリジリと近づく師匠、猫の手も借りたいとか言ったりするけど、欠伸してないで助けてレオナ。
「俺のゴーレムと猫を代わりに置いてってやる。コムイという幹部にも紹介状を送っといてやるから、目が覚めたら出発しろ。」
「まさかバックレる気ですか師匠!?」
「俺本部キライなんだよ。」
ゴッ