第13章 ちゃんと言っとけ【相澤消太】
朝、目を覚ますと
薄いカーテン越しに差し込む光が
心地よくてぼんやりと天井を見つめていた。
ーーあれ、ここは...。
体を起こすと
先生の部屋のシンプルな内装が視界に広がる。
夢じゃなかったんだ....と
胸がほんのり熱くなる。
すると、キッチンの方から
コーヒーの香りがふわりと漂ってきて
思わずそちらに目を向けた。
相澤「起きたか。」
無造作に髪を束ねて
カップを片手に振り返る相澤先生。
黒のTシャツー枚にジャージ姿の彼が
なんだか妙に色っぽく見えて
心臓がまたドキドキし始めた。
「..おはようございます。」
相澤「...ほら、これ。」
無愛想にマグカップを差し出されて
両手でそっと受け取る。
先生が入れてくれたコーヒー
少しだけ苦くて
でも、優しい味がした。