第13章 ちゃんと言っとけ【相澤消太】
肩を抱かれたまま
心臓の音がうるさいくらい響いてる。
相澤先生の呼吸がゆっくりで
耳元で小さく聞こえるたびに
ますます意識してしまう。
「...先生。」
小さな声で呼ぶと
彼は少し眉を動かしながら
こちらを見下ろす。
相澤「..何だ。」
「先生って、私の事....その、」
言いかけて
恥ずかしくなって視線を逸らす。
でも、先生の手がそっと頬に触れた。
相澤「...そろそろ気づけよ。」
低くて少し掠れた声が心の奥に響く。
相澤「俺はお前以外に
こんなことしねぇ。」