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すの日常

第13章 ハッピーバレンタイン


「あれ…どうしたの急に…?」

玄関の扉が開いて



勉強中だったのかラフな格好で

メガネをかけた阿部ちゃんが

顔を出す…



「ごめんね…?

突然押しかけて…

あの…少しだけ話したくて…」


そう言って下を向く私に

阿部ちゃんは何も聞かずに


「うん…とりあえず中入って…?」


なんて家の中に招き入れてくれる…


今まで何度か来たことがあるのに

見慣れた部屋の中さえ

そわそわ落ち着かなくて


「あの…もしかしなくても

勉強中だったよね…?

突然来て邪魔してごめんね…

もしあれだったら…

勉強きりのいいとこまでして来て?

終わるまで待ってるから…」


そうコーヒーを入れてくれていた

阿部ちゃんの背中に早口に話しかけると


「ほんとにいいの…?

明日クイズ番組の収録があって

もう少しだけ勉強したくて…

すぐ終わらせるから

これ飲んで少しだけ待っててくれる?


後で話…ちゃんと聞くから…」



そう言って阿部ちゃんは

にっこり笑う…


はぁぁぁ…

この笑顔が大好きなんだよなぁ…


友達に紹介されて

初めて阿部ちゃんに会った時から


穏やかで優しくて


かっこよかったり

可愛かったり

くるくる変わる表情も




ほんとにほんとに


大好きです…


そう伝えても

阿部ちゃんは今と変わらない笑顔で



私に笑いかけてくれるかな…?
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