第3章 逃走と淫紋
もう、自分は気持ちよくなることしか考えれていない淫乱な思考回路になっていた。
自分の問いかけに白月さんはくすりと笑うとこくりと頷いた。
「快楽は保証いたしますよ。何故ならその触手が分泌する液体には強力な媚薬効果がありますから。太すぎて痛みしか感じないのは嫌でしょう? 私も琴美さんには気持ちよくなってもらいたいんです」
「なら……その触手でえっちしたい……かも」
ぽそ、っと呟くと白月さんは笑う。
「了解いたしました。では、そろそろ射精しましょうか。琴美さんも苦しいでしょう? 有精卵にして孵化させましょうね」
優しく頭を撫でられてこくりと頷く。
もう、どうして自分が母体となり触手の子供を世に放つのか、そんな疑問は消えてなくなっていた。
触手は卵を産み付け終わると、今度は射精する体制に入った。
更に奥まで入り込み子宮の中を掻き回される。
「あっ、あっあっ……子宮の中まで犯されてる……はぅうっ」
ひとしきり掻き回された後、触手がぶるりと震えた。
射精の合図だ。
「んぅ……出して……子宮の中、熱くてドロドロの濃厚精液で満たしてぇっ」
この行為を嫌がっていた自分は一体どこに行ったのだろう。
今の自分は快楽を求めて触手に乱暴に暴かれてよろこぶ淫乱女に成り果てていた。でも、それでも白月さんは幻滅しなかった。寧ろ喜んでいた。
びゅくっ……びゅるるるっ……。
熱くてドロドロの濃厚触手精液が子宮の中いっぱいに広がっていく。濃い精液を浴びた卵達は無精卵から有精卵になり始める。
びゅるびゅるとしばらく射精が続く。
大きい触手だから射精時間も長いようだ。自分ははふはふと快楽に溺れていた。
しばらくして射精が終わり、触手がゆっくりと引き抜かれていく。ぬぽっと音を立てて引き抜かれた瞬間思わず軽くイってしまった。
ガバッと広がったおまんこからは入り切らずに逆流してきた精液がこぽりこぽりと零れて地面に広がった。
何時間あの極太触手に犯されていたのだろう……もう、わからない。気持ちよすぎてそれどころではなかった。
触手を失ったおまんこはヒクヒクとひくついている。
「ふふ、淫乱な琴美さん……まだ欲しいのですか?」
「産んだらまた、えっちして欲しいの……もっと気持ちよくなりたい……」
そう言うと白月さんはくすりと笑う。
「全く。仕方なのない淫乱さんですね」
