第2章 暴力的な快楽
「あんっ、あっ、あっ、あぁんっ」
ずこずこと激しく突き上げられる。無理、こんなの無理、耐えられない。
喘ぎ続ける自分を眺める白月さんはまた恍惚とした笑みを浮かべていた。自分が喘ぎ乱れる姿を見て興奮しているのだ。
しっかりと拘束されているため、快楽から逃れたくても逃れられない。
チラリと接合部を見ると太くてグロテスクな触手をしっかり咥えこんでぽたぽたと愛液を零し、ソファーにシミを作っていた。
自分がこんな淫乱だなんて思わなかった。
こんな太い触手に犯されてあんあん喘いでしまうなんて。
ぐちゅっ……ずちゅっ……。
「ひぅ、あっ、あっあっ、あぁあっ」
きゅうっと触手を締め付けながら絶頂を迎える。それでも触手は止まることを知らない。じゅぽじゅぽとはしたない音を立てて責め立ててくる。
「イった……イったのぉ……っ」
ぐすぐすと泣き喘いでいると白月さんがそっと近づき涙を舌で舐めとってきた。
「気持ちよすぎて泣いてしまうだなんて、可愛らしいですね。……ですがまだまだ、これからですよ? 時間はたっぷりあるので……もっと喘いでくださいね」
「ひ……っ、あ、やぁっ……またイくっ……イっちゃう、のぉ……っ……イくの、止まらにゃっ……あぁあんっ」
また、絶頂を迎える。
しかしやはり触手は激しさを緩めない。寧ろ行為は激しさは増すばかり。こんなに乱暴されても感じてしまうなんて、救いようのない淫乱だし変態だ。
それでも自分なりに抵抗していた。
せめて堕ちないようにと必死に耐えようとしていた。
ずちゅっ……ずっちゅずっちゅ……。
「らめ……らめなの……こんにゃ、こんにゃ乱暴されてイっちゃうの……ふぁぁあんっ」
3度目の絶頂。
昨夜よりも遥かに激しく乱暴な触手のえっち。
それで感じてしまう自分が嫌になる。
「し、ろづきしゃ……たしゅけっ……んぁぁあっ」
4度目の絶頂。
助けを求めても無駄だとわかっていながらも助けを求められるのは目の前で興奮を抑えられずにいる白月さんだけ。当然の如く白月さんは助けてくれなかった。
寧ろ逆に興奮させてしまったのか、触手の動きが更に激しくなった。
「壊れ……壊れちゃ……んぅ、ん、ふっ……あぅっ、あっあっ……やぁぁあんっ」
5度目の絶頂。
連続絶頂で壊れかけている自分を見て、白月さんは興奮した笑みを浮かべているだけだった。
