第5章 互いが住む世界
千明side
「ほら、何もいねぇじゃん。」
「おかしいな、確かに聞こえたんだけどな。」
「てかなんか匂わね?」
まずい、αだ。
しかも近くまで来ている。
「確かに甘い匂い……Ωのフェロモンじゃね?」
2人は再び周りを探し始めた。
隙を見てその場を離れようとゆっくり屈み音を鳴らさないように足を踏み出した。
パキッ
「っ!」
足元の木の枝に気付かずに踏んでしまった。
それと同時に俺に懐中電灯の灯りが灯される。
「みっけ!」
見つかってしまった。
それと同時に走り出そうとしたが足がもつれて転倒してしまう。
発情期のせいか身体が思うように動かない。
「逃げても無駄だって!」
「うっ!//」
「こんなにフェロモン垂れ流しちゃってさ、襲われても文句言えねぇだろ。」
転倒したまま両腕を捕まれ身動きが取れない。
力も入らない。
「離せっ!//」
「じっとしてろって、痛くしねぇからよ。」
もう1人の男も追いつき、俺を羽交い締めにして口を塞いだ。
「んーっ!」
「叫んでも誰も来ねぇよこんな所。」
両腕をベルトを使って胸元で縛られる。
かなりキツめに縛られて痛い。
足をバタバタと動かし抵抗したが、その抵抗も虚しく簡単に服を脱がされてしまった。
最悪だ。
俺はまたこうやって知らない人に犯されるんだ。
いやだ。
誰か……
「んんー!」
「うるせぇな、黙れよ!」
ゴッ!
視界が歪んだと思ったら直ぐに左頬に強烈な痛みを感じた。
頭もグラグラと揺れている感じがする。
殴られた?
あまりの衝撃に黙り込んでしまう。
静かにしないとまた殴られる?
「お、静かになった?」
羽交い締めにしていた男は口を塞いでいた手を離し、俺の両足を抱える。
俺を殴った男は露わになった俺の秘部に指を埋めていく。
「ひぅっ!//」
声を我慢して気持ち悪さに耐え続けた。
静かにしないとまた殴られるから。
あの時の恐怖が蘇り、涙が溢れ出てきた。
「うぅ……//」
「ゆるゆるじゃん……こんなんすぐ入るって。」
「まじ?じゃあ早く入れろよ。」
俺の頭の上で男たちは笑う。
嫌だ。
こんなのもう耐えられない。
誰か助けて。
「やめ…て…お願い…します//」
「ここまで来てやめるわけねぇじゃん。」
「い゛っ!?//」
俺の秘部に男根が挿し込まれ痛みが走った。
