【ヒロアカ】change the truth【R18】
第5章 個性
検査を終え、佐倉と共に帰宅した翌日、校長室を訪れ、今回の検査結果について報告を行った。診断結果では個性は特定できなかったが、生活の中で発現する可能性が高いという医師の見解を伝える。
「検査の結果、個性はあるそうです。ただし、何の個性なのかは特定できませんでした」
そう告げると、根津校長は驚いた表情を浮かべる。
「個性はあるが、何の個性かわからなかった?......これは珍しいどころの話ではないね。私の知る限り、初めてのケースさ」
そして話し合いの結果、佐倉は1年A組の生徒として過ごすこと、引き続き俺の家で生活してもらうことが決まった。彼女と共に生活を続ける中で、この違和感の正体を探りつつ、万が一の個性発現に備える。それが俺の新たな日常となった。
その日の昼、突如マスコミの侵入により、セキュリティ3が作動。騒ぎの中で佐倉が巻き込まれ、軽い怪我を負ったという知らせが届いた。その報告を受けた瞬間、胸の奥がざわめき、焦りが全身を駆け巡った。
(大丈夫だろうか)
軽い怪我だと伝えられているのにも関わらず自分でも驚くほどの動揺していた。すぐにでも保健室へ向かいたい衝動に駆られたが、グッと堪える。無事を確認する前に、今回の騒ぎについての確認をしなくてはいけない。冷静さを保とうと必死に呼吸を整え、騒ぎの状況を確認した。