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【ヒロアカ】change the truth【R18】

第5章 個性


相澤side

いま思えば、俺は最初からおかしかった。

校門に立つ不審者ーー明らかに"うちの生徒”じゃなさそうなガキが、門に手を触れて何かを探るような仕草をしている。いつもの俺なら、まずは攻撃を視野に入れて警戒態勢に入るところだ。

それなのに、どうしたわけか、口先だけの警告で様子をうかがおうとしていた。

「おい、君。そこで何をしている」

そう声をかけると、そいつはひどく驚いたように振り返った。焦点を定められない視線がうろうろと泳ぎ、まるで何かに怯えているみたいだ。パッと見、俺のクラスの連中と年齢的にはあまり違いがないように見える。

ふと、そいつの腹のあたりが赤く滲んでいるのに気がついた。血......なのか。ひどく痛々しいその痕を見た瞬間、胸が締め付けられるような感覚を覚えた。俺にこんな感情が湧くなど、らしくないとは思いながらも、放っておけないと思わせる何かがあった。

「うちの生徒ではなさそうだが」

問いかけると、そいつは視線をきょろきょろさせながら、困惑した表情で口を開く。
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