【ヒロアカ】change the truth【R18】
第4章 レスキュー
「いいか、佐倉の個性がまだわからない以上、俺がこれからどうなろうとも、何もしようとするな。自分の身の安全のことだけを考えるんだ。」
相澤先生の低く落ち着いた声が、私の心に鋭く突き刺さる。しかし、その言葉に私は反射的に抗議した。
「いやです!私、先生がやられているところなんて、ただ見ていることなんてできません!」
震えながらも必死にそう答える私を見て、相澤先生は一瞬だけ視線を伏せたが、次の瞬間には鋭い声で叱りつけた。
「お前が動いたって迷惑なんだ!!!!」
その一言で、私は体が硬直してしまった。言い返すこともできず、息を飲むしかない。相澤先生の言葉には、ただの怒りだけではなく、私を守るための強い決意が込められていた。
「わかりました…」
震える声でそう答えた私に、相澤先生は少しだけ表情を緩めた。そして、私の頭にそっと手を置き、優しく撫でてくれた。
その仕草は、これまで見たことのないほど優しく、温かかった。
「いい子だ」
その一言に、私の中に溜まっていた感情が一気に溢れそうになった。目の奥が熱くなり、涙が今にも零れそうになる。けれど、ここで泣いたら先生に迷惑をかけるだけだと思い、必死に堪えた。
相澤先生は私を守るためにどんな危険にも飛び込んでいく覚悟を持っている。だからこそ、私も相澤先生のいうことを聞くしかない。涙を拭い、深く息を吸い込んで気持ちを整えた。
「先生、気をつけてください」
そう伝えると、相澤先生は軽く頷き、再びヴィランの方へ視線を向けた。その背中には、決して揺るがない強さが漂っていた。