【ヒロアカ】change the truth【R18】
第4章 レスキュー
「佐倉!!!!」
鋭い声が耳に飛び込んできた。はっとして声のほうを向くと、そこには相澤先生が立っていた。その姿を見た瞬間、心に張り詰めていた緊張が少しだけ和らぐのを感じた。
相澤先生は私が一人で立っていることに気づき、駆け寄ってくる。
「他のやつらはどうした!!」
その問いかけに、私は慌てて状況を説明しようとする。震える声を押し殺しながら、必死に言葉を紡いだ。
「黒い霧のようなものに覆われて…みんな、消えてしまいました!私だけが、ここに残って…」
言葉が途中で詰まりそうになる。自分だけどうして残されたのかもわからず、恐怖と不安が渦巻いていた。
相澤先生は私の言葉を聞きながら、鋭い目で周囲を確認している。その表情には焦りが滲んでいるが、同時に冷静さも失ってはいなかった。
「そうか…落ち着け。今はお前を守ることが優先だ。」
震える私の肩に手を置き、力強い声で続ける。
「他のやつらもきっと無事だ。お前のことも、俺が守る。」
その言葉に、私は胸の奥に小さな希望を感じた。全員が無事である可能性を信じたかった。そして、目の前の先生がどんな状況でも私を見捨てないということに、心の底から安心感を覚えた。
「…はい!」私はなんとか震えた声で答え、先生に従う覚悟を決めた。