【ヒロアカ】change the truth【R18】
第4章 レスキュー
相澤先生がヴィランたちの前に降り立つと、その動きは驚くほど洗練されていた。彼の戦闘スタイルは、敵の個性を封じつつ的確に無力化するもの。その動作は無駄がなく、次々とヴィランを倒していく。その姿は圧倒的で、見ている者に安心感すら与えるものだった。
(相澤先生…すごい。こんなにも強いなんて。)
私はその勇姿に釘付けになり、恐怖と尊敬が入り混じっていた。
「早く避難を!!!」
13号の声が響く。しかしその直後、突然、頭上に大きな黒い霧のようなものが生まれた。それは、ただの霧ではない。冷たい圧力をまとい、周囲を一瞬で不穏な空気に包み込む異様なものだった。
(何…これ…?)
私はその場で固まってしまった。足がすくみ、動けない。恐怖が全身を支配し、頭の中が真っ白になる。
霧の中から低く響く声が聞こえてくる。その声は冷たく、不気味で、まるで全てを見透かしているかのようだった。
「平和の象徴オールマイトに、息絶えていただきたいと思ってのことでして」
さらに全身が震える。彼ら(ヴィラン連合)がここに来た目的が、オールマイトだということを悟った瞬間、恐怖がさらに増した。
霧の向こうからヴィランたちがさらに現れ、徐々にこちらへ迫ってくる。震えて体が動かない自分に腹立たしさと無力感を覚えた。
相澤先生が必死に戦っている中、自分は怖さで震えて何もできない。その思いがさらに私を縛りつけるようだった。