【ヒロアカ】change the truth【R18】
第4章 レスキュー
ヴィランたちが徐々にこちらへ近づいてくる中、緊張感がピークに達していた。相澤先生は冷静に状況を見定め、迅速に指示を出し始める。
「13号!生徒たちを避難させろ!安全な場所まで連れていけ!」
「了解」と13号が即答し、生徒たちを引き連れて出口の方へ向かう準備を始める。
続けて相澤先生は振り返り、生徒たちの中を鋭い目で見渡した。
「電波系の個性を持っている者は、すぐに学校へ連絡を取れ!この状況を知らせるんだ。」
その声に、通信の個性を持つ生徒が緊張しながら頷き、個性を発動する準備に入った。
一方、相澤先生は自らヴィランたちの方へ向かおうとしていた。生徒たちの動揺が広がる中、私は、その場に立ち尽くしてしまっていた。
「先生は、一人で戦うんですか!?」
緑谷くんが声を上げた。その声には明らかな焦りと不安が滲んでいる。
「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕獲が基本ですよね!正面衝突は…危険すぎます!」
緑谷くんが言い終える前に、相澤先生は一瞬だけ振り返り、静かだが力強い声で答えた。
「一芸だけではヒーローは務まらん。」
その一言を残し、相澤先生は再び前を向き、まるで全てを背負うかのようにヴィランの方へ進み出した。その背中は大きく、強さと覚悟に満ちていた。
(先生…生徒を守るために、勝ち目がないような状況でも敵に向かって行くんだ…)
私の胸の中に、何か熱いものがこみ上げてくるのを感じた。生徒を守るため、どんな危険にも立ち向かう。その姿勢に圧倒され、言葉を失った。
その時、私はただ見ているしかできない自分に気づき、どうすれば良いのかを必死に考え始めていた。