【ヒロアカ】change the truth【R18】
第4章 レスキュー
「一かたまりになって動くな!!!」
相澤先生がこれまで聞いたことのないような大声で叫んだ。その鋭い指示に、生徒たちは驚いて足を止める。心臓が一気に高鳴る。
(え!?何が起きてるの?)
困惑した表情で周囲を見渡す生徒たち。誰もが訓練が始まったのだと思い込み、まだ状況を理解できていなかった。だが次の瞬間、黒い霧の中から人影が現れた。異様な雰囲気をまとったその集団が、ゆっくりと施設内に現れるのが見える。
(あれが訓練の一環?でも、なんだかおかしい…。先生にしては演出がリアルすぎるような…)
そんな考えが頭をよぎる中、相澤先生が再び鋭く声を張り上げた。
「動くな!あれはヴィランだ!!!」
その言葉が響いた瞬間、全員に衝撃が走った。
(ヴィラン!?本物!?)
一気に緊張感が広がり、ざわつく生徒たち。13号が即座に動き、前に立ち塞がるような形で生徒たちを守るような構えを取る。相澤先生もすでにゴーグルを装着し、戦闘態勢に入っていた。
黒い霧の中心には、さらに異様な存在が見えた。その影を中心にヴィランたちが次々と現れる。普通ではない状況が目の前に広がっていく。
「これは…ただの訓練じゃない。本物だ…!」
そう理解した瞬間、冷たい汗が背中を伝うのを感じた。生徒たちの顔には明らかな動揺が浮かんでいたが、同時に、目の前の事態を直視する覚悟を固めようとする表情も見えた。