【ヒロアカ】change the truth【R18】
第3章 いざ、1年A組へ
キッチンの中で、相澤先生が包丁を使って何かを切っている音が響く。
(先生だって今日の騒ぎで疲れてるよね。なのに一人で料理させて私だけ座ってるのも申し訳ないな…)
「私も何か手伝います」
ソファから立ち上がり、キッチンへ向かった。相澤先生は私の方をちらりと見た後、包丁を握った手を一度止めた。
「だめだ。けが人は休んでいるように。」
「でも」
「いうことを聞きなさい」
「わかりました…」
何もしないのも落ち着かないけど、ここまで拒否されたら何もできない。
私はそのまま、キッチンには入らずソファに座り直した。テレビをつけるが、画面に映るニュースの内容はまるで頭に入ってこない。政治家の発言だとか、世界の情勢だとか、音は耳に届くけれど、心は全くついていけない。ぼんやりと、視線だけが画面を追っていた。