第8章 お正月
「あーーどーしよー!!このままじゃ1億円借金だーー!!!一生借金地獄だーー!!!」
ボンゴレ側はあれから負け続け、変わらずマイナスのままであった。
「考えたらちょっとシビアすぎるな。こっちには子供もいるが、大人対子供みてーなもんだ。少しハンデをやってもいいぜ。」
「子供って私のこと!?」
「永茉はまだ子供だろっ!」
ディーノはまたも永茉の頭を撫でる。
「むっ!」
(((ナチュラルにイチャつくな)))
ボンゴレ側は永茉とディーノのやりとりを見て段々イライラしてきていた。
「それもそうだな。じゃあ今までのはチャラってことで。」
「えっ!!」
「おい!」
「うそーー!!」
リボーンは今までの対決をナシにしてしまった。
「勝ったりーから次で勝った方が優勝な。その代わり、負けたら10億円払えよ。」
リボーンの無茶ぶりが始まった。
「コラ!リボーン!無茶言うなよ!」
「しゃーねーよ。言い出したら聞かねーもんな。」
ディーノはそれでいいようだ。
答えるようにリボーンはニッと笑う。
「ええ!認めちゃうんですか!?」
「最後の勝負はファミリー全員参加の餅つきにすんぞ。オレにうまいあんころ餅を食わせた方が勝ちだ。」
「アンコロモチ、、?」
キャバッローネ側は目の前に用意された道具を見たが使い方がわからない。
「ボス、、なんすか、このハンマーは、、」
「さーな。モチを食ったことはあんだけど、、」
キャバッローネ側はお手上げのようだ。
「永茉、わかるか?日本のマンガ読んでたんだろ?」
「そうだけど、マンガにこんなシーンなかったよ、、。ママからもお正月はオモチ食べるって事しか聞いたことない、、」
ごめんね、と永茉はしょんぼり顔になった。
お嬢は悪くない!
お嬢!落ち込まないでくれ!
と部下たちは永茉をあやす。
「しゃーねー!とりあえずやってみるぞ!!」
「よぉーっし!!みんながんばろー!」
「「おおぉ!!」」
その後、キャバッローネ側はヒントをもらうため、ボンゴレ側を尋ねたが、教えないとの一点張りで泣く泣くヒントなしで頑張ることになった。