第8章 お正月
「ほい」
サーブは山本だ。
「いきなりチャンスボール!!」
マイケルは思いっきりスマッシュをかました。
「なんのっ」
山本も対抗して野球フォームでマイケルの打った羽を返した。
「すごい!!」
永茉は思わず声を上げた。
「あっ、、」
山本の返した羽は力が強すぎたのか、遠いところまで飛んでいってしまった。
「アウト。」
「わりぃ。」
こうして得点は21対−17となった。
「第3回戦はかるただ。」
「かるた!はーい!私やりたい!」
永茉が手を上げた。
待ってましたお嬢ー!!
いっちょやっちゃってくだせぇ!!
お嬢!お嬢!
と、キャバッローネファミリー側からお嬢コールが勃発する。
ボンゴレ側からは京子だ。
「永茉さん頑張りましょうねー!」
「京子ちゃん!負けないよー!」
ボンゴレ側からは京子コール。
なんとも平和な戦いが始まった。
「よし、じゃあ読むぞ。
あさやけの−、、」
「はい!」
まずは京子が取った。
「永茉!負けんなよ!」
「お嬢!落ち着いて!」
「京子ちゃんすごい!でも次はとるよー!」
「よし、次読むぞ。
はなさかす−、、」
「はい!やったぁ!取った!」
「よっしゃぁ!!お嬢が取ったぁ!!!」
キャバッローネ側はまだ1枚取っただけだというのに大盛り上がりだ。
そんな光景にボンゴレ側は若干引き気味である。
かるた試合は平和に終わった。
結果は、、
「25枚対25枚、引き分けだ。両ファミリー10点ずつ。」
「「やったぁ!!」」
ウオォォ!お嬢ぉぉ!!
とキャバッローネ側はスタンディングオベーションだ。
永茉と京子はハイタッチをした。
「京子ちゃん楽しかったね〜!」
「永茉さんもすごーい!」
このやりとりを見て周りはとても和みまくっていた。
「みんな!頑張ったよ!!」
お嬢!さすがでした!!
素敵でした!!
「永茉、よくやった!」
「えへへ//」
ディーノに褒められ照れる永茉だった。
そして、第4回戦、5回戦と進んでいったが、両ファミリーの点差は開くばかりであった。