第8章 お正月
「よし、揃ったところで始めるぞ。一回戦はおみくじだ。」
「おっ、おみくじ〜〜!!?」
やっと始まったボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦。
なんと第一回戦はおみくじだった。
「おみくじって1年の運勢占うくじだよね?」
「どーやっておみくじで点数競うんだよ!」
「簡単だぞ。」
どうやらおみくじに書いてある字で点数を競うらしい。
「何それ!!?」
(っていうかこんなの、誰がやったって、、)
そう、もはや運である。
「オレに任せろ!!」
と、ボンゴレ側から名乗り出たのは笹川了平だ。
「オレは占いなんて信じぬ。なぜなら運命は自分で切り開くものだからな!」
「おぉ、なんかかっこいいこと言ってる。ディーノもあんなの言えるようになって!」
「お前なぁ、、」
「そしてこれがオレのやり方だぁぁぁぁぁ!!!」
了平は手に取れるだけのおみくじを取った。
「なっ!!」
その行動にディーノも驚く。
が、
「−17点。」
了平が取ったおみくじは全てマイナス得点のおみくじだった。
「う、わぁ、、」
対してキャバッローネファミリーからはアイザック。
1枚だけ取ったおみくじは中吉で1点だった。
「1対−17だ。」
この結果にツナたちは絶望を覚えた。
永茉はこの結果を聞いて欲張ってはいけない、ということがわかった。
そしてボンゴレチームはいきなりピンチとなった。
「第2試合は羽付きだぞ。」
なんと羽付きは一回戦飲みで勝てば20点という高得点が獲得できる。
ボンゴレチームからは山本。
「バドミントンみたいなもんだろ?」
「キャバッローネなんてぶっ飛ばしてこい、野球バカ」
(えっ、日本育ちなのにやったことないの?日本に住んでる子達は羽付きしないの??)
山本の一言に疑問を抱いた永茉であった。
「よし。ならこっちは元テニスプレイヤーのマイケルでいくぜ。」
「マジでいくよ。」
マイケルはやる気満々である。
「マイケル!頑張ってね!!」
「ウィ、見ててくれお嬢。」
「なんで元プロがマフィアにいるのーー!?」
「試合開始だ。」
リボーンはツナを無視して2回戦を強制スタートさせた。