第2章 いずれ、また
「傷だらけじゃないか!!もしや君、エストラーネオファミリーから、、!?」
「お、じさん、、」
永茉は救ってくれた男の服を掴んだ。
「お、ねが、、む、くろ、、たす、け、て、、!」
「仲間がいるのか!?だが、君の手当が先だ!!」
「だ、め、、!むく、ろ、、、が、、、」
永茉はそこで力尽きた
「おい!!、、すまない!君だけでも助ける!!!」
男は永茉を抱きかかえ、手当ができる場所へ向かった。
その場所とはボンゴレファミリーの本部である。
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「9代目!!!」
永茉を拾った沢田家光はボンゴレファミリー本部に戻り、9代目の部屋に訪れた。
「家光、何があった。」
「傷だらけの女の子です。おそらくエストラーネオファミリーから、、」
「なんと!!それはいかん!!すぐに医療班へ!」
「はい!!」
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「ん、、」
「お、起きたか??」
永茉が目を覚ますと、自分の顔を見ている1人の少年がいた
「わっ!!誰!?ここは、、」
「わりぃ!オレはディーノ!よろしくな!お前は?」
「、、永茉」
「永茉か!あ、そうだ!腹減ってねえか?」
「お腹、、すいてる、、」
「じゃあ食いもん持ってきてやる!嫌いなもんないか??」
「、、ない。」
「よっしゃ!ちょっと待ってろよー!」
ディーノはバタバタしながら永茉の食事を取りに行った。
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「待たせたなー!!」
ディーノが戻ってきた。
「ほい!たくさん食べろよな!」
ディーノは永茉の目の前に料理を置いた。
「おいしそう、、いただきます、、」
永茉は料理を1口食べた。
「わ、おいしい、、」
「そうか!そりゃよかった!永茉が起きたって言ったら用意してくれたんだ!」
ディーノはニカっと笑った。
その顔に連られて永茉も笑った。
「嬢ちゃん、起きたんだってな!
気分はどうだ??」
部屋に入ってきた男は永茉を助けた男だった。