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雲雀の囀り【家庭教師ヒットマンREBORN!】

第2章 いずれ、また




「ハァ...ハァ...」

「む、くろ、、」

「どう、やら、、そろそろ限界かもしれませんね、、」

ここはエストラーネオファミリー。
永茉は骸と共に追手から隠れていた。

「ここは、僕が引き付けます。永茉は先に逃げなさい。」

「な!何言ってるの!?骸を置いて行けるわけが無い!!」

「追手はすぐに追いついてきます。2人でいるとこを見つかったらお終いです。」

「でも嫌だよ、、!私、骸がいなかった何も出来ない!」

「永茉、、。」

永茉は骸の服を掴んで離さない。
しかし骸は永茉を突き放す。

「永茉、先に行って下さい。私は後から行きますから。」

「でも、、、!!」

骸は永茉を唇に人差し指を当てる

「必ず追いつきます。お願いですから、君だけでも先に行ってください。」

(骸、、)
「、、、わかった。でも、絶対に生きて逃げてきて。」

骸は永茉を抱きしめ、永茉も骸を抱きしめ返す。

「約束します。必ず生きて君に追いつきます。」

「うん。気をつけてね、、」

永茉は骸を置いて走り出す。

「いたぞ!!!」

(見つかっちゃった!!)

走り出した瞬間、永茉は見つかってしまう。が、
骸が立ちはだかる。

「永茉に触れることは私が許しません。貴方達の相手は私です。」

「骸、、!!!」

(永茉、、次は振り返ってはいけません。
前を向いて、逃げなさい。)

骸の声が聞こえた。

「ありがとう、、、!!!」

永茉は振り返る事無くただただ逃げた。




_____




「ハァ...ハァ...」

あれからどれだけ時間が経っただろうか。
永茉は無我夢中で走り続け、全身限界だった。

(やばい、、立ってられない、、)

力が入らず、永茉はズルっと足を滑らせた

「あっ、、」

終わったと思った瞬間、倒れる前に誰かに支えられた

「どうした!?何があった!!?」

傷だらけの私の体を支えたのはオレンジ色の繋ぎを着た男の人だった。


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