第2章 いずれ、また
「あなたは、、!」
「おう!元気そうだな!よかったよかった!」
「おじさん、助けてくれてありがとう。」
「いいってことよ!オレは沢田家光ってんだ」
「私は、雪月永茉です。あの、おじさん、、
骸は、、、」
家光の顔が曇った。
「その名前は、嬢ちゃんが教えてくれた名前だな。嬢ちゃんをここまで運んだ後見に行ってみたが、残念ながらエストラーネオファミリーは崩壊した後だった。」
「っ!!!!」
「骸という子の名前を呼んでみたが、返事はなかった。
「そんなっ、、、」
「すまない。」
永茉の目からは涙が溢れる。
「永茉、、」
ディーノが永茉に近づき抱きしめる。
「うぅ、、、」
「だが嬢ちゃん、オレたちはその骸を今探している。手がかりは今の所掴めていないが、見つけたら絶対に嬢ちゃんに会わせる。それまで待っていてくれ。」
「おじ、さん、、、」
話を聞いていたディーノは永茉の頭を撫でた。
「?」
「オレは永茉が悲しくないように一緒にいてやる!だから笑え!」
「!!」
また胸が高鳴った
「うん!!ありがとう!!」
永茉は笑った。
(さすがキャバッローネファミリー10代目、ディーノだな。永茉とツナを会わせてやりたかったんだがなあ、、)
家光は心の中で泣いていた。
「家光」
「9代目!!!」
「??だぁれ??」
「初めまして永茉ちゃん。私はボンゴレファミリー9代目ボス、ティモッテオ。君のことは家光から聞いているよ。」
ティモッテオは永茉の頭を撫でた。
「行くところがないなら、好きなだけ、ここにいなさい。」
ティモッテオは微笑んだ。
「ありがとうございます、おじいちゃん。」
「おじいちゃんか、悪くないな」
ハハっとティモッテオは笑う。
「永茉!これでずっと一緒だな!!」
「ずっと、いっしょ、、!うん!!」
ここから永茉のボンゴレファミリーでの生活は始まった。
ディーノに恋するようになるのは時間の問題である。