第8章 お正月
「あけましておめでとう。」
「京子ちゃん!」
笹川京子が着物を着て現れた。
(あの子、病院で、、)
永茉は沢田家を訪れた女の子を見た。
「あれ、あの時の!」
京子は永茉を見た。
「笹川京子です!ツナくんが入院してた時に病院にいましたよね!」
「雪月永茉です!私もあの時京子ちゃん見たよ!」
「嬉しい!綺麗な色の髪だな〜って友達と見てたんです!」
京子と話し込んでいると人が集まり出した。
「沢田!今年もよろしくな!」
「10代目!おめでとうございます!」
「ツナさん!明けましておめでとうございます!」
「みんなーー!!」
笹川了平、獄寺、山本、三浦ハルが揃って現れた。
「はひ!あなたはあの時のーー!」
「?」
「ハルちゃん、この人は永茉さんって言って、ツナくんのお友達だよ!」
「はひ!そうなんですか!」
「初めまして、ハルちゃんって言うんだね。雪月永茉です!よろしくねー!」
永茉は一通り新年の挨拶を済ませた。
(って、あれ?なんでこんなにみんな集まってるの?何かあったっけ?)
「皆の者、よく集まってくれた。」
と、リボーンが現れた。
「今日はボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦だぞ。そのためにオレが呼んだんだ。」
「リボーン!お前やっと起きたと思ったらなんて格好してんだよ!」
「お、対戦相手もお揃いだぞ。」
リボーンはツナを無視した。
「よっ!」
「ディーノさん!!と部下のみなさん!!
現れたのはキャバッローネファミリー御一行だ。
「来たぜ、ボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦をしに。」
「ディーノ遅いよ!」
「わりぃっ!」
「で、なんなの。ボンゴレ式なんとかって、、」
ツナがリボーンに問うた。
「ボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦とは、同盟ファミリー同士が戦い、その年のファミリーの意気込みを証明するボンゴレの年始行事だ。」
リボーンが説明する。
ただのゲームかと思われたが、
「ちなみに、負けたファミリーは罰金1億円だ。」
「やっぱムチャクチャだーー!!」
「仕方ないよ、掟だもん。」
なんとも物騒なゲームが始まりそうだ。