第7章 入院先では音を消せ
「え、ちょ、マジで帰っちゃったの、、?」
「あらら、、」
「ちょっ、ちょっと待ってよ!もっとゆっくりしていってよ!!」
と、出ていってしまった皆をツナは引き留めようと追いかける。
ドアを開けようとした瞬間、、
「沢田さん!!」
「うわっ!!」
看護師さんが先にドアを開けツナの名前を呼ぶ。
「怪しい人を入れないでくださいって!何ですか今の方達!他の患者さんが怖がります!」
(そんなんで怖がるかいな、、)
弱いものいじめをしているかのような看護師に永茉はイラッとする。
看護師がガミガミツナを攻めていると、
「元気そーじゃねーか!見舞いに来たぜ!」
「山本!」
「おっ永茉さん!ちっす!」
「山本くん、ボンジョルノ〜。」
山本を見た看護師は頬を染める。
山本はツナにお見舞いの品としてお造りを持ってきた。山本の実家は寿司屋である。
山本の次は、
「若きボンゴレ、お怪我ですか。お気の毒に。」
「大人ランボ!!」
「おぉ!あれが10年後のランボくんなのね!」
「永茉さん、貴女は本当にお美しい。」
「やだっ。褒めても何も出ないよ?」
「いえ、本当のことを言ったまでです。」
大人ランボは永茉の手を取りキスをする。
「「なっ!!//」」
「あら、そんなことも出来るようになったのね。」
永茉はクスッと笑った。
そしてあの看護師は10年後のランボを見ても頬を染めている。
仕事しろ、と永茉は思っていた。
ツナはランボからにお見舞いとして、トイレ掃除頑張ったで賞という名のトロフィー的なのを渡されていた。
「10代目ーー!!」
大きい声で病室に向かってくるあの男の声は獄寺である。
「大丈夫スか10代目〜〜!!!!」
獄寺はボロボロの姿で病室に現れた。
「君が大丈夫かーー!!?」
獄寺が来てしまったことにより、ツナの病室はさらに賑やかになってしまった。
3人とも黙っていれば美形の男子な為、ツナの病室にはゾロゾロと他の看護師が集まってきていた。
話を聞くかのように病室のドアに詰め寄っていた看護師達がとうとう扉を破壊してしまった。
何故かツナが怒られて病室を移動することになってしまった。