第7章 入院先では音を消せ
「体制しんどくない?」
「は、はい!大丈夫です!」
ディーノ達を追い出した永茉は自分が持ってきたお見舞いの花をツナの病室に飾っていた。
「本当にごめんなさい。奈々さんにもどうお詫びしたらいいか、、」
「い、いや!元はといえばオレがドジしちゃったからで、、!」
「ううん、ディーノやロマーリオ達が付いてたのにちゃんとツナくんを守らないから。」
その時ガラッと病室のドアが開いた。
「お見舞いに来てやったぞ。」
リボーンとイーピンが現れた。
「リボーン!イーピン!!」
「2人ともそのお洋服かわいい!」
「ちゃおっす永茉。」
「你好、永茉さん。」
「なんのつもりだよ!」
「最近のツナはケガが多いからな。ぜってー何か取りついてるぞ。」
「縁起でも悪いこと言うなって!気分悪いな!」
ツナはリボーンに怒鳴った。
すると病室のドアの向こうからまた声が聞こえた。
「気分を害してスミマセン、、
ケガの時こそ笑いが一番、「ププって」笑ってもらえると思ったんです、、」
「ハル!!」
ツナの友人、ハルが現れた。
「ツナくんのお友達?かわいい子だね。」
「え!ま、まぁ、、」
(つか、また変な企画だな、、なぜこうも突拍子もないんだ、、)
「みんなも巻き込んじゃってごめんなさい、、」
ハルはリボーンとイーピンに謝罪した。
「元気出してハルちゃん!私凄く楽しいし!」
「きょ、京子ちゃんもーー!?」
また1人女の子が増えた。
「すごーい!ツナくんこんなに女の子のお友達がお見舞い来てくれるなんて!モテモテね!」
「え!ち、違いますよ永茉さん!!」
「またまたぁ〜!」
ハルと京子はツナと永茉のやり取りを見ていた。
「どなたでしょうか、あの真っ白な髪の色の女の子。」
「ツナくんのお友達かなぁ。すごく綺麗だね!」
「京子、ハル帰るぞ。シャレのわからない冷酷ツナはご立腹だ。ここにいると殴られるぞ。」
「なっ!!そんな事あるわけないだろ!すごく嬉しかったし!!」
ツナは慌てて誤解を解く。
が、気を使ったと思われたようで全員帰っていってしまった。