第7章 入院先では音を消せ
「ディーノ!!これはどういうことなの!?」
病院に来ていた永茉の目の前には正座させられたディーノと部下達。
そして永茉の横には右足が包帯だらけになったツナ。
「こ、これは、だな。ツナをボンゴレファミリー10代目のボスにするためにだな、、!」
「だからって怪我させていいと思ってるの!!?」
「うっ、、」
「お、お嬢!落ち着いてください、、!」
「みんなもだよ!!ディーノだけならともかく!!みんなついてるのにツナくんだけ大怪我してあんた達は無傷ですってぇ!?」
(や、やべえ。お嬢がめちゃくちゃ怒ってる、、)
(ど、どうしたらいつものお嬢に戻るんだ、、)
「永茉さん!オレは大丈夫ですから!!」
ツナは永茉を落ち着かせるために声を上げた。
(つ、ツナ、、!!お前ってやつは!!)
ツナはディーノ達を庇おうとしたが永茉にギロっと睨まれる。
(ひいぃぃぃ!!!)
永茉はツナに近づいた。
(ど、どど!どうしよう!!)
ツナが何を言われるか構えていると永茉はツナの手を優しく握った。
「ツナくん、本当にごめんねぇ、、」
「はっ!えっ、、///」
さっきまで怒っていた永茉はいつもの永茉に戻った。
顔を少し赤らめ、涙目でツナを見つめた。
(んなぁぁぁ!!か、かわ、、ぃっ!///心臓に悪いっ!!!///)
「ツナくんの足が治るまで私が毎日看病しにくるから、、
それで、許してくれる、、?」
(や、やめてぇぇぇl!!!!!///)
ツナは永茉の可愛さを目の当たりにし限界が近づいていた。
「お、おい永茉!ツナが限界だ!そこまでに、、!」
永茉はディーノをギロっと睨んだ。
「ディーノ達はツナくんが退院するまで接触禁止!!」
「「「えぇっ!!」」」
「いい!?私もしばらくここにいるから。みんなは反省しなさい!!」
「「は!はいぃぃ!!」」
永茉は全員病室から追い出した。
(永茉さんって、、怒ると超怖ぇぇぇ!!!!)
この日以来、永茉はツナにとても過保護になった。