第2章 序章:1年後
舞台は再びチョウジタウン付近の怒りの湖周辺の森の中チョウジタウンを目指して旅を続けるサトシ・タケシ・カスミ一行は森の中を歩いていた…。
サトシ「ようし、次のチョウジジムでも必ずバッチをゲットするぞ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
元気に返事をしたと思えば突然元気がなくサトシの肩にうなだれ顔を赤くしているピカチュウに異変を感じたサトシは声をかけるも反応が薄いので歩みを止めた
同時にカスミの持つトゲピーもまたピカチュウと同じ様子で具合を悪そうにしている
トゲピー「チョケ…」
カスミ「トゲピーどうしたの?…変ね、熱はないようだけど」
サトシはピカチュウを肩から下ろし横抱きにして声をかける
タケシ「変といえば、こっちも変だぞ…」
「「えっ?」」
タケシ「この道さっきも通ってる、どうやら俺たち道に迷ったみたいだ」
「「えぇ~!!」」
すると声に反応するかのようにサトシとカスミの隣に3つの小さな影が木から降りてきた
それは虫ポケモンの「キャタピー」「ビードル」「イトマル」だった
カスミ「きゃあ!虫ぃ~!!!」
その声に反応するかのようにナゾノクサやコラッタも姿を現すがピカチュウたちと同じ様子で苦しんでいるようだった
タケシ「ピカチュウやトゲピーだけじゃない、森のポケモンたちも様子がおかしいぞ?!」
すると先のほうから獣の吠えるこえが聞こえてきた「ギュアアアー」
カスミ「何、今の声…」
サトシ「行ってみよう!」
叫ぶような声が聞こえるのは1年前少女が現れた怒りの湖のところだった
サトシ「湖だ!」
タケシ「あの声はこの辺りから聞こえてきたはずだが!?」
それにこたえるかのように湖から大きな水しぶきが上がり姿を現したのは「赤いギャラドス」だった
ギャラドス「ギュアアアー」
「「「うわっ/えぇっ!!ギャラドスぅうう~!!」」」
サトシ「赤いギャラドスなんて初めて見たぞ!?」
タケシ「もしかして、色違いのギャラドスか?!」
カスミ「虫ポケモンにギャラドスなんてもう最低~!」
ギャラドスは苦しそうにもがきながら暴れている様子だった。