第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「で、任務だが最近魔法少女と魔法少年の間にいざこざが多発しているのは知っているか?」
「え、そうなの」
「お前知らないのかよ。毎日学校にも行かないでケーキを食べてるからだぜ」
「違うよ! 魔法の管理が忙しいだけだよ。君たちと違って大変なんだ」
「千尋人の心配をする前に自分の心配をしろ。万年赤点」
「それは言うなよぉぉおお!」
「へー、頭悪いんだー」
「だ・ま・れ!」
「お前がなぁ!」
香乃姉さんが千尋の頭をパシッと叩く。それはもう良い音が響きましたよ。たとえるならばクラッカー。
「いいか、父母院。最近魔法少女が魔法少年入らないって主張し始めたんだよ。そこで喧嘩が勃発してんだよ」
「ふえ? そうなんだ僕たちの出番って言う訳だね!」