第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「待たせたな」
「あ、父さん」
いつの間に入って来たのか父さんが正面の椅子に座っていた。
「言葉ずかいは女らしくしろと言っただろう」
「御免。でも、女らしい口調なんて僕には似合わないと思うんだよね」
「まぁいい」
!? 父さんが口調の事を流した! こんな事は初めてです。何か企んでいるんだね。むむっ。父さんの手にあるのはクエストかな?
「父さんもしかして任務?」
「そのとうりだ。そのために特別社員に集まってもらった。といっても三人しかいないようだがな」
父さんの言うとうり三人しか集まってないんだよね。本当は7人いて7TMS(特別魔法社員)って呼ばれてるんだけど。半分も集まってないね。