第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
五月。少し暖かくなってきたね。僕はもう眠ってしまいそうだよ。いや、寝たらだめなんだけどね。
今、僕は日本ツァオベラー。通称日ベラ―という会社にいる。魔法少年少女が日本の治安を守るって言う組織なんだ。
僕はそこの特別社員。普通のバイトとは違うんだ。
今日はなんか大変な事が起きたと僕のおじいちゃんから手紙が来たから。会議室に来たんだけど、未だ全員集まってないんだよね。
「父母院。まだなのかお前のじいさん」
「千尋うるさいよ。自分も10分遅刻してるじゃないか」
「うるせー。お前のじいさんは今だけでも20分の遅刻だぜ?」
今の物凄く面倒そうなのは千尋小さいころかの幼馴染。一応こいつも特別社員。
「五月蠅いのはお前だ千尋! あとじいさんでは無い社長と呼べ!」
今まで黙っていたのにいきなり大声をあげたのは香乃姉さん。本物の姉ではないけど香乃姉さんと呼ばせてもらってます。こちらも特別社員。
「父母院も自分のおじいさんの事を言われてるんだから少しは言った方が良いぞ」
「良いんだよ。それに今日はお父さんが来るよ」
「そうなのか!?」
確かに僕のおじいちゃん、エアハルトは社長だけど。