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魔法少年少女大戦~始まりのヒュムネ~

第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」


 状況はギルドメンバーが4人の怪盗と思われる人たちと戦っていた。
 千尋と薫もぼろぼろです! 二人ともとても強いのに。

「遅れて御免!」

「父母院! こいつら危険だ気を付けろ」

「おやおや、まだ来ますか」

 声がした方にはシルクハットにタキシード。そして顔を隠す仮面を付けていた。
 よく周りを見ると怪盗は服装は違うものの全員仮面を付けていた。道理で性別も年齢も分からないわけだ。

「貴方は誰!?」

「私ですか……怪盗ブリッツのものですが」

「名前を聞いてるの!」

「そういうときは貴方から名乗るべきですよ.
メル父母院」

「何で名前をっ!」

 怪盗の楽しそうな……いや、怪盗たちの楽しそうな笑い声が響く。

「忘れたのー? 父母院……いや魔子……」

魔子……。どこか懐かしい気がするけど。思いだせない。むしろ思いだしちゃいけない気がする。

「誰それ!? 僕の名前は父母院だよ。名乗ったんだからそっち名乗ってよ」

「忘れたの? 奏姫様をーー」

奏姫? さっきから怪盗達は何の話をしているのかな。僕が何か関係しているの?
その時最初に話しかけていた怪盗が急に声を大きくした。

「エル! そこまでだ。すまないね父母院。こっちはタダで名乗る訳にはいかないんだよね」

「卑怯だよ!」

 僕は自分から名乗ったわけじゃ無いからあんまり文句は言えないけど。

「じゃあ、うちの新人を相手して良い勝負になったら教えてあげよう」
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