第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「怪盗ブリッツ?」
「彼らはそう名乗っていました」
「ちょっと待ってください」
飛びなだから出しにくいけど。パソコンを魔法の力で出します。
僕はクエストの管理も任されているので全ての国のクエストを覗く事ができます。怪盗ブリッツで検索をかけてっと。
「出ました! 今までロシア、アメリカと渡って活動を行っているらしいです。外国でのランクは5です」
「もう少し情報を出せませんか?」
「頑張ります」
内容を絞り再び検索をかけます。
「毎回、盗むものはバラバラでウン十万するものからただのストラップだったりするらしいです。今回は何処に?」
「ドイツ大使館です」
「何を盗んでいるのですか」
「分かりません。彼らはまだ戦闘中なので結んでいない可能性も」
「分かりました。他に分かる事はないんですか?」
蘭斗さんが首を振る。これは僕が先頭に参加した時に聞きだすしかないか。名前も写真も性別さえ載っていなかった。彼らと言う事は複数いる事しか分からない。
「付きました! あそこです」
ドイツ大使館が見えて来た。