第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
その後、十分くらい兄弟の攻撃を受け続けましたぁ。でも、薫へ矛先を向けさせることは阻止させて貰ったよ! 頑張った!
「ふぃー。じゃあ帰りますか」
魔法少女に変身して箒を出す。世にも有名な空飛ぶ箒ですよ!(有名なのは絨毯です)
ちなみに僕の魔法少女の姿は今回変更してもらったので魔法少年っぽいデザインになってます。気を使ってくれたのかほんの少しリボンが付いてます。
「よし。飛ばすよー!」
箒が地面から5mくらい浮く。
「急いで帰らなきゃね」
「メルじょうさん!」
「ら、蘭斗さん?! どうしたんですか。怪我、してますけど……」
蘭斗さんはぼろぼろに傷つき綺麗な髪が乱れている。ただ事ではなさそうです!
「すいません。少し大変な事が起きてしまいました。それより付いてきて下さい。説明は移動途中に」
「は、はい」
ちらっと蘭斗さんの腕輪を見る。未だランク知らなかったし。……青!? 紫の一つ下。普通の魔法少年がな寝るギリギリのランクじゃないですか! 青の人がこんな怪我をするなんて一体何が?
「ど、どうしたんですか」
「緊急のクエストが来ましてねちなみにランクは4でした。メンバーは私、誉、天丸、希、7TMSのお二人の6人で行ったのですが、相手が厄介で」
千尋や薫が居ながらも? 相当凄い。きっとランクは4では済まないはずだ。多分本部の誤りだ。
「厄介な相手とはなんですか?」
「怪盗……怪盗ブリッツです」