第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
と言う訳でやってまいりました! 銭☆湯!
なんと蘭斗さんはお金とタオルを渡して来たのです。そして笑顔で「仕方がないので銭湯に行ってきてください。皆さんは私がどうにかしておきますから」とおっしゃいました。
皆はお風呂に入っている最中だし、移動は魔法少女になってほうきとかで移動すれば1分くらいです。
「銭湯って久しぶりだなー」
銭湯どころか外に出るのも久しぶりな気がしますけど!
「あれ? メルじょう?」
ん? この声どこかで……。
「わ! やっぱり、メルじょうだ! 久しぶりー」
「ヘルゼル君!」
僕と同じ7TMSの一員のヘルゼル君です。ドイツ出身です。妹のグレフェルちゃんと物凄く仲良しでその様子はカップル以上だとか。
今回も魔法少年なのにグレフェルちゃんと一緒に居たくて魔法少女のギルドに行っちゃいましたし。
「なんで、ヘルゼル君が此処に」
「あーそれが自分は男でしょ? だから大浴場のギルドではお風呂入れないんだよね」
「分かるよっ! 僕もそうだもん。焦るよねー」
「おお、本当!? じゃあここで毎回お互いの報告ができるね」
「確かに。じゃあ、そうしよう」
思わぬ収穫がありそうですよ、これは!