第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「父母院、も勉強しようぜ」
「うん」
さっきのケーキ大戦から十分。皆を止めるのには苦労しましたよ。
「それは良いんだけど。少し教えてもらいたいとこがあるんだ」
「ん? なんだ」
「僕ら7TMSが来たのは魔法少年と魔法少女の間に問題が起こったからなんだよね。具体的に何が起きたの?」
前にも言ったように僕は引きこもっていたような感じだから外で何が起きていたかなんて聞いていないんだよね。
「……魔法少女が悪い……」
「ど、どういう事?」
千尋がそういえばと言って説明し始めた。
「そっか、まだ父母院には話していなかったな。たしか始まりはクエストで一緒になった魔法少年と魔法少女の喧嘩が原因になったんだっけ」
「そうそう、たしかたまたま魔法少女の方の子がギルドの中心人物だったとかで事が大きくなったんだよな」
小さな喧嘩から大きな喧嘩になっちゃったのかな。
「喧嘩の原因は?」
「………魔法少女が魔法少年のミスをネタに悪口を言いまくった……魔法少女には良い奴なんかいない……」
誉君が苛立ったように言う。
わー、これって私ばれたら本当に大変だよ。追い出すどころか攻撃されそうだよ。
「それから、クエストで一緒になった魔法少年少女の間で喧嘩が勃発したんだ」
「ついに魔法少女が魔法少年はいらないって各ギルドに手紙を送り付けた」
話を聞く限り魔法少女が悪いように聞こえます。喧嘩も攻撃したりすることも多数あったらしいから本当に大事のようです。
僕らの力で解決して見せなきゃ!