第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
案外、案内された部屋は広く備え付けのベッドと机、椅子、冷蔵庫があった。いい設備万歳!
まぁさっき、パソコンをセットして部屋が若干コンセントだらけだけど気にしない方向でお願いします。
「父母院! 部屋の片付け済んだか?」
「うん。千尋は?」
「俺も薫も終わったぜ」
「わかったけど、薫は居ないの?」
「そえれがさっき、天丸に勉強会だーって連行されちまったんだ!」
そ、それはまずい。薫は理解が早いしどちらかと言うと頭のいい方なんだけど勘違いしやすいし、ドジだから下手なこと言う前に止めないと。
「わかった。今行くね!」
二人で薫がいると言う天丸君の部屋の前に向かいます。
『だから……が……!』
『でも……! ……だ!』
これは天丸君と薫の声!
「薫っ!」