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魔法少年少女大戦~始まりのヒュムネ~

第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」


「いやあの……これはだな……」

「違うんだ。それは千尋だけだ。むろん、メルは俺様のものだが」

「薫! それじゃ何も誤解とけないよ! えっとね二人は頭が悪いから僕に勉強教えても負うと必死なんだよ。ねっ!」

 二人の顔をヘルプ! と言うように見る。我ながら少しひどいけど誤魔化せるのならばっ!

「だからそれを言うなよっぉぉぉおおお!」

 デジャブかと思ったら香乃姉さんに昨日言われてたね! 天然だけどナイスアシストだよ千尋。

「メルと勉強かうむ……悪くない」

「何で君はそうやって台無しにするかな!」

「え?」

 だめだ、いつものドジが出た。これじゃあ、薫はいままで僕と一緒に勉強していないという事になる。

「ねぇ、薫っ」

「ん? なんだ」

「今日もいつも道理勉強しようね」

 最高の笑顔で言った! さぁ、察せ薫!

「ああ! いいぜ! 俺様が分からない事を教えてやる」

 何でこうなった。これじゃあまるで僕が馬鹿みたいじゃないか。

「お前ら勉強駄目なのか?」

 ん? これは……。

「うん。そうなんだよ天丸君」

「そうか、なら天丸が教えてやるぞ! 今日はみんなで勉強会だ」

「ありがとう! 天丸君」

 なんとか誤魔化せた? でも勉強はだるいなぁ……。
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