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【暇潰し】R18/Short Story【進撃】

第4章 VI * アルミン・アルレルト


がこの世界へ飛ばされてから1週間ほどが経過した。
アルミンからある提案を出される。

「少しでも読み書きができるよう勉強しませんか?」

様々な話をきかせたお礼も兼ねてと付け加えられた。

としては願ったり叶ったりであった。
簡単な読み書きでも出来ると出来ないでは雲泥の差がうまれる。

なおかつアルミン自身が教えてくれるなんて、万歳ウェルカムだ。

『お願いしますっ!』

即答した。

アルミンによる家庭教師は即日から開始される事に決まった。
アルミンの兵団での任務や訓練が終わり、食事を取り、入浴後がの勉強時間になる。

初日にが通された軟禁ルームを自室として与えられ、その部屋が勉強場所になった。

そしてまさに今、至近距離にはお風呂上がりのアルミンがいる。
石鹸の良い香りが鼻腔をくすぐる距離だった。

(なんて役得なのでしょう…)

この世界に神様と呼ばれる存在がいるのか不明ながら、は神に感謝を捧げた。

アルミンの家庭教師ぶりはとてもわかりやすく、1月ほど経過した頃には軟禁ルームの本の内容を少し理解できるようになっていた。
理解の難しい単語や表現はアルミンに聞けば、嫌な顔をせずに教えてくれる。

は訓練はしていない。
兵団へ身を置いていても兵士ではない。

穏やかな生活を送っていた。

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