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【暇潰し】R18/Short Story【進撃】

第3章 III*IIIP


私達が肌を重ねるのは壁外調査後だけではない。
ご所望されれば私はいつでも喜んで応える。

「」
『30分後に行くわ』

何年も2人にしか分かり得なかったこのワードも、もう1人意図を汲めるようになってしまったのよ。
その度に彼の瞳は揺れる。


私に揺られているの?
それともエルヴィンに?


あなたのその欲を隠せない、揺れる瞳を見るたびに私は身震いするの。







だってあなたは…

























あれからエルヴィンとは数度肌を重ねた。
驚いたことに、彼は私達の情事の度に隣の部屋へ足を運ぶ。


気付かないふりは今日で終わり。
答えが出るまで待ってあげたかったけれど、私が痺れを切らしてしまったの。


『…エルヴィン、少し待って』
「?どうした?」


エルヴィンの動きを静止させると、私は隣の部屋へ彼を迎えに行く。


『…ねぇ、答えは出た?』
「…」


彼の目の前にかがみこむと、扱き濡れた彼の指に私の指を絡ませる。
優しく手を引くと、抵抗することなく彼は立ち上がる。


『エルヴィン、お客様』


彼の姿を認識すると、さすがのエルヴィンも驚いたようだ。
同時に私の意図も汲んだよう。




『…おいで、リヴァイ』




だってあなたは 人類最強 。

どんな声で鳴くのかしら。



end*
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